PiTFTを使ってみた

部屋の電気のスイッチに液晶つけて、操作パネル表示させたら面白いかなと思ってこれを買ってみた。タッチに対応してる。

https://learn.adafruit.com/adafruit-pitft-28-inch-resistive-touchscreen-display-raspberry-pi

https://learn.adafruit.com/system/assets/assets/000/012/560/medium800/raspberry_pi_1601_LRG.jpg?1385669826

セットアップ

セットアップ方法もリンク先に書いてある。

ただ開発に使ってるRaspberry Piではうまくセットアップできなかったので、新しくSDカードにOSをインストールしてからセットアップした。

既存の環境はwin32diskimagerを使ってバックアップした。

読み込みと書き込みに少し時間かかるけど、新しいデバイスのセットアップする時にやるくらいならあまり手間にならない。

[Raspberry Pi]SDカードのディスクイメージを複製する – o24ブログ

GUIを表示してみる

セットアップができたのでwxPythonでボタンを表示してみた。

スイッチ代わりだから大きめのボタンを表示したんだけど、どうも描画が遅くてちらつきが目立つ感じだった。

CPUで描画して遅いならGPU使えばいいじゃんと思って色々調べたら、Raspberry PiはOpenGLES2に対応してるらしい。

なのでOpenGLで描画してくれるGUIライブラリを探したらKivyというPythonのライブラリを見つけた。

Kivy: Cross-platform Python Framework for NUI Development

でもRaspberry Piだとうまく動かなくて、また色々調べた結果、SPI接続のディスプレイにはGPUを使って描画ができないということだった。

結局操作パネルとして使うのは今回は見送ることにした。

PiTFTの所感

色々試して使ってみた感想としては、

  • Raspberry Piのデスクトップを操作した感じではメニューなんかはパッと表示される。
  • 一定時間経つと液晶のバックライトがOFFになるのは良い。
  • 指だと少し強めにタッチしないと反応しないのでそこを設定で調整できたらよかったかも。スタイラスなら普通にタッチしても反応する。
  • 1回タッチしただけでも2回以上選択したと判定されることが多くて、選んだつもりがないのに指の下にあったアプリケーションが起ち上がったりするのが不便。
  • SPI接続だと描画が遅くて使い所が限られる気がする。HDMI接続ならOpenGLESが使えるので問題はなさそうなのに残念。

SPI接続だと描画が遅いのが一番ネックだと感じた。

今回はGUIコントロールを表示してみたけど、インフォメーションボード的な使い方だとどうなるかは興味ある。

その他

Kivyは見た目が洗練されてたのでWindowsなどで使うときは良さそうだと思った。